ホタルイカをこよなく愛するKING OF LEATHER宇高です。
あいつを下処理していると、あんなに小さいのに背骨もちゃんとあって
芯がしっかりしとるな~と毎回感心するのであります。
嫉妬するわ~。その芯の強さに。
でも人生、他人様に嫉妬していたって何も始まらない。
芯がしっかり生きているような人だって、実は裏ではボロボロになって歯を食いしばってるんだよね。
「嫉妬」という感情は言い訳を探しだすアクセル。
ものづくりには非常に邪魔な感情なのである。
何故か。
嫉妬をすればするほど、そこから生まれるものには、自分らしさが抜けていく。
そんなものに邪魔されない表現をし続けていきたいものだね。
それでは是非嫉妬してほしいほどの素敵な作品たちをリリースしたのでご紹介します(笑)
自分で言うなと世間がいう。
でも「わたしのつくるものは、わたしが一番愛している。」から仕方がない。
イタリアテンぺスティのエルバマットレザーで仕立てた縫わないコインケースです。
エルバマットは非常にいろんな色があるのですが、中でもこちら3色は私的に好みであります。
この革でしか出せない色というものは、やはり惹かれますね。
簡易的に見えるつくりですが、実は組み立ては結構コツがあります。
組みあがりの際に差し込み部分を硬化しているので、簡単には取れません。
シームレスシリーズは使うたびにフィットしてくる感じが、革らしさ、温かみをより味わえる造形だと思います。
こちらもパッと見でわからないのですが、コインケースなのです。
独自発想の革ホックが売りのこのシリーズは、カードも入ります。
小銭入れもかなりたっぷり入り出し入れもやりやすいですよ。
ただ最初にご紹介したシームレスコインケースより容量がある分、多少大き目のつくりなので、
特別小さい手のかたには若干持ちづらい点はあります。
当ブランドでも男女ともに人気なお財布がこれです。
The Peafowl wallet(孔雀ウォレット)です。
「男女ともに購入いただける」というのは本当に嬉しいことです。
一般的に男性向け、女性向けという商品に偏りがちなのは、どちらにもいけるというデザインは非常に難しいものだからだと思います。
当ブランドは制作する際にあまり男女の区別をしないでデザインしているのですが、
結果的に性別を問わない商品になっていってくれるのが嬉しいですね。
素材、造形、カラー、装飾、見せ方はいろいろですが、
今回制作した紫とピンクエイ革。
この2つを使用して、持つ人によって変化する雰囲気を出しました。
ピンクというと女性的であるという印象が強いですが、
そういうカラーの見せ方にチャレンジするのがひとつの私の腕の見せ所でもあります。
「男性が持つとモダンな印象」、「女性が持つとキュートな印象」そんな感じにできたでしょうか?
そんな感じで日々冒険を繰り返しています。
こちらはメガネケースです。
老眼鏡でもサングラスでも入ります。
自立するメガネケースっていいでしょ。
メガネ好きなかたはいくつかお持ちだと思います。
そんなかたは3つくらい買っていただき、普段はお部屋の棚にインテリアとして飾ってもおしゃれだと思います。
こちらはスペシャルなThe Lion’s Back Wallet(ライオンの背中ウォレット)。
エイ革を装飾し、ジュエリーの匠が制作したゴージャスな3Dコンチョをあしらいました。
ウォレットロープを装着したフルセットです。
このお財布のインパクト存在感に勝るものは少ないと思います。
一見男性向きと思いきや、実はそうなこともなく、曲線美が小さなバッグ風といいますか、女性のかたにもお気に召していただけることが多いです。
デザインっておもしろいし、予想がつかないですよね。
まあ私自身革の世界でも音楽でもジャンルを気にしないタイプですので、そういったことが良い方向にでてるのかな?
こちらは大好きなバスキアの絵に出てくるカラーリング。
なんか好きなんですよ。このミントを濁らせたような色と、ブラックと暗めの赤。
わたしにとってのレザークラフトってのは、造形であり、キャンバスでもあり、
どんな素材よりも自由を表現できるものなんです。
そんな感じで今回は子どもの春休み中ということで集中力を奪われ、夜な夜なの作業で頑張って制作しました。
ショップ覗いてみてくださいね。
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