食欲の秋を通り越して一気に寒いですね。
なんとか読書はしているKING OF LEATHER宇高です。
今回はバッグ系が多めの制作になりました。
まずはデイパックリュックのご紹介。
世の中にリュックってたくさんありますが、
なかなか革のものって少ないと思います。
そして同じように見えるデイパックデザイン。
しかしよーく見ると結構デザインって違うものなんですね。
フロント、サイド、バッグ、いろんなところから見てみてくださいね。
当ブランドのリュックThe Stylish Hunter Day Packのこだわりは
寝ないで設計したかっこいい造形美ですね。
左斜め上からだけじゃないです!
どこから見てもかっちょいいのです!
そして男女共にちょうどよいサイズ感。
そして背中側にあるファスナー。
このファスナーは非常に使い勝手良いです。
レジでお財布はここから出し入れすることが多いです。
小物を入れる外側のポケットもスタイリッシュなデザインです。
サイドから見てかっこよく、絶妙な膨らみを設計したこだわりのポケットなんです。
ポケットポケットしていないシュッとしているのもこだわりのひとつです。
そしてこちらはクラッチバッグです。
当ブランドのクラッチバッグNew York Clutch Bagのこだわりは
やはり色合いと、レザーの組み合わせです。
お得意のヌメ革染色はもちろんイタリアの風合いある革とのコンビは、他では楽しめないと思います。
クラッチバッグっていろいろとありますが、
私自身クラッチバッグはこのベーシックなカタチが一番好きです。
シックにもカジュアルにもいけるので。
そしてこちら、The Yaiba Walletです
アンティークな木目調染色を施しました。
とにかくこの染色方法は手間がかかります。
染色剤の種類を変えながら、絵を描くように少しづつ色を変えて幾重にも線を加えていきます。
ただ革なのに木のような「美しい違和感」がたまりません。
そして最後はブランドの顔でもある財布The Peafowl Walletです。
何年経過しても流行に左右されないのがうちのブランドの良さです。
基本的に当ブランドのファンのかたは自分を持っている人が多いと思います。
どんな形であれ、自分を持っているかたはやはり素敵ですね。
光る銅染色は外側に。
これは当ブランド独自の染色なんです。
なかなか写真で表現するのはいつも難しいのですが、
言葉でいうならば、ご購入したお客様は決まってこう言います。
「これは写真ではわからない。というか想像以上でした」と・・・。
内側には鉄媒染色。
錆びた鉄から得た染色エキスを使って染めるのです。
ちょっと独特の匂いがつきますが、使っていくうちに薄れていきます。
薄いグレーからブラックに近い色まで、濃度や漬ける時間で染め付きが変化します。
染色後も洗い流し乾かすという工程がなかなか大変な染色法です。
しかし染料で染めたグレーとはまた違った味わいを楽しめます。
革のタンニンと鉄との化学反応によって色づくため、
色落ちという概念はなく、革の下地のエイジングによって、
透き通った濃色に変化していくと思います。
こういった手間がかかる染色を施した革を
万が一カタチになる途中で失敗したりすると、また染色からやり直しです。
過去にも何度かありますが、かなり落ちます。。
そしてまたやり直せない再現できないような染色もあります。
その場合は臨機応変にパーツの色を変化させたりして対応してきました。
そういう過程を経て完全なるオーダーは難しいという現状に至った部分もあります。
過去につくった同じものや細かいご指定が入ってしまうと、
どうしてもリスクが大きくなりすぎるからです。
リクエストという方法でご要望をお受けしている事情を
少しでもご理解いただければ幸いです。