娘と新作「スーパーマリオブラザーズ ワンダー」をやって、指がもげそうなKING OF LEATHER宇高です。
シリーズ約11年ぶりの完全新作ってすごいですね。
私もそういった名作を生み出したいものです。
さすが現代っ子、我が娘はゲームがめちゃくちゃ上手なのです。
私はといえば、もうじじいレベル、最近のゲームにはだいぶついていけていません。。
例えば最近のゾンビゲームをやったときの話。
基本的に私のゾンビとしてのルールは映画のウォーキングデッド。
ウォーキングデッドだとゾンビは高いところに登ってこれない。
だからなのか勝手にゾンビは高いところに登ってこれないって決めつけていたんです。
それをいいことに、ゲームではトラック荷台の隅に隠れながら、ドキドキもんで銃で狙って打ったんです。
ゾンビ達に一斉に気付かれたと思った瞬間、なんと!ゾンビ達はダッシュでトラックに上ってきて私に噛みつくんです。。
あわわ・・・
もうパニック、、、
怖すぎる!!
トラックの荷台という狭い空間で余計に逃げ場もない(泣)
噛まれるとさらに画面が真っ赤になる演出がさらにウザい。
近いゾンビが余計に見えない。
銃の弾もすぐ切れる。
う~~~ん、ス・ト・レ・ス。。
ということで景品で当てたようなゲームだから、途中で辞退しました。。泣
話は変わりますが、スイッチのソフトってケースのわりにめちゃくちゃ小さいですよね。
一見無駄のようですが、盗難、紛失やら、説明書のためとか、収納とかいろいろ事情があるらしい。
それと反してSwitch本体は当初から比べると箱が2割小さくなったようで、資材削減、輸送効率もアップさせたようです。
任天堂はいろいろと考えていますね。
現代の売り買いのやり取りは宅配便が多い世の中。
時代とともに燃料費や働き方改革など、いろんな影響で宅急便の値段も非常に上がりました。
一日に使われている段ボールなんてすごい量だと思う。
ただ現在の段ボール素材は95%リサイクルされているらしく、すごいもんですね。
結構サスティナブル(持続可能)素材なんだと感心しました。
ただトラックに乗せる量のことや配達のかたのことを考えると
やはり箱が小さいに越したことはないと思います。
必要最小限で活用することが大事だと思います。
段ボールのリサイクル率には驚きましたが、
革も一応リサイクルレザーというものがあるようです。
ですがエイジングが楽しめないのと、引き裂かれによる強度がぐっと下がるなど
まだまだ革の利点を存分に味わえないように感じます。
ただ本来、革は捨てられるはずの皮をなめして革にして、
末永く使えるという面ではその段階でサスティナブル素材なんです。
段ボールが何十回もリサイクルされる間、壊れずにそこにあり続けますから。
「捨てられるはずの革を美しいカタチへと蘇らせる素敵さ」
これこそが革職人を目指し始めた思いでした。
そんな素朴な革も、今や私の頭と手で美しい革製品に変えることができるようになりました!
「そしてそんな革製品を立派な箱に入れて届けたい!!」
・・・なんて思いも設立当初はありました。。
だんだん商品数も増え、商売が軌道に乗ってきたとき、箱にこだわる余裕が出てきました。
そしてどうしたかと言うと・・・
「箱にこだわるのはやめたんです。」
そこにはいろいろな考え方があって良いと思いますが、
私がたどり着いたとことは、立派な箱より、立派な品です。
世界的なブランド品は箱も含め、それが商品なのでしょう。
中古品のやりとりも箱つきかどうかで値が変わったりしていると思われるから。
ただうちは革ブランドと名乗っても、そういったブランドは、はなから目指していませんでした。
どちらかというと、近所にある足を崩して食べれる、さばいたばかりの新鮮魚をあえてフライにする、めちゃくちゃうまい定食屋でした。
土日祝日はラーメン屋に変わるような・・・。(嘘)
当ブランドらしさを考えた時期がありました。
例えば様々な商品を生み出していくと、
それに合わせた形状やサイズの箱が必要になります。
特にうちの革製品はすぐに小さな世の中の概念の枠を越えてしまい、すんなりとおさまらない形状が多いです(笑)
基本的には特注でつくらないとちょうどよいサイズにはなりません。
箱の在庫ってなかなか大変な場所と費用が必要になります。
そこにさらに革製品自体の在庫も加わります。
こちらはどこでも良いわけじゃなく、かなり慎重に取り扱わないと、革が焼けてしまったりします。
商品をよく魅せる見栄えのために、どれだけ衣装を容易しなければならないんだと。
それよりも人間の生まれ持った素の部分を美しくしたい。
人に例えてみると、まさにこんな感情です。
そしてさらに送料問題がありました。
箱が大きくなれば、外箱も大きくなり、
送料も跳ね上がり、と無駄に費用がたくさん発生します。
そしてそれらにかかった費用は商品価格に跳ね返ります。
厳しいですがそれが商売です。乗せざる負えないのです。
それがわかっていてもかっこいい箱にしたがるのは、
やはり、かっこいい箱に入っていたほうが、見栄えがいいからです。
あそこは箱もかっこいいって言われたいのは、どこも一緒なはず。
でも私がたどり着いたとことは、やはり立派な箱より、立派な品です。
なるべく無駄な費用を商品に乗せないように、販売する方向にハンドルを完全にきりながら早10年。
お客様の立場からにとっては正解なのか不正解なのかは正直わかりません。
様々な面からすると箱がある利点はもちろんあると思います。
でも世の中、どちらを選択しても利点と欠点は入り交じるものです。
自分の価値感においての理由が大切なんだと思います。
ブランドの簡易的なクラッチバッグとプチプチ。
納品書と革のハギレで制作したしおり兼ブランド名刺。
ただそれだけ。
立派な箱なんてないですが、革素材には目一杯良いものを使います。
もちろん贈り物などにはラッピングサービスもやってます。
別にすべて殺風景な世界が良いなんてタイプでもないです。
必要なときは必要、そんな柔軟性が好きなんです。
共感を求めているわけではなく、
「そんな考えを持った人間なんだ」ということを
少しだけ知っていて欲しいなという気持ちで書いてみました。
とはいっても私の制作する革製品は、きっと「そんな価値観も含めて販売している」のだとも思っています。
箱に入れてしまいこまずに、使い続けてほしい。
そういう位置づけの革製品であってほしいです。
前置きが長くなりました。。
さて今月の1点ものたちを一挙ご紹介。
箱に入れてしまっておきたいほどきれいに染まった革財布です!
刃ウォレットが好きなかたならお気づきかもしれませんが、まとめカード入れバージョンが新発売です。
読書の秋ってことで、今回は渋めに染め上げました。
若干色焼けしたようなアンティーク感を演出しました。
なかなか良い感じです。
南国の果実っぽさが演出できたと思います。
タバコケースです。
ロングサイズのタバコと100円ライターサイズが入るバージョン。
革だけで完結するホックが素敵なタバコケース。
さらに蓋をひっぱるとタバコが飛び出す驚きの仕様となっております。
石のような染色がおしゃれです。
大容量ペンケースとして販売していますが、様々な用途でどうぞ。
尖り続ける私が丸くなりたい願望を満たすために作った丸型キーケース(嘘)
丸くなりはじめた私が尖り続けたいと願ってつくったキレッキレペンケース。(本当)
山梨県在住の私がつくる富士山型ホックが話題のカード入れ付きコインケース。
これで噴火(コイン落下)を止めてます。
今後の山梨をあなたに託します!(笑)
透けるグレー感に淡く滲んだ染色が渋い一品ができました。
他には類をみない造形が売りです!
愛の守護石アメジストがさり気なく装飾された高貴な革財布です。
独特な色合いに挑戦!
なんとも素敵なカラーに仕上がりました。
かっこいいブルー染色が冴えわたるボディバッグになりました。
コシがあるのに柔軟性があるイタリアのプルアップレザーです。
使う度にだんだんと柔らかさが増して、艶が出ていく育て甲斐があるバッグです。
内側にもとてもきれいなブルーカラーの本革ピックスキンが彩ります。
パーツすべてに上質な真鍮素材を使ったスペシャルな一品。
半裁の大きさの革をほぼ丸々使って組み上げていくレザーバッグです。
パーツを繋がない贅沢構造のため、ミシンと手縫い両方を駆使してしかこのカタチは再現できません。
非常に手間のかけたバッグなんです。
すべてが繋がったパーツのため最初から最後まで失敗が許されないのです。。(汗)
しかも裏地にも最高品質のキュプラを使用しています。
玉虫色に変化するのが魅力で、最高級スーツの裏地によく使われています。
良い素材を使用するには、それなりに失敗のリスクも上がっていきます。
そんなリスクを負ってでも皆様に驚きと感動をご提供したいと願い、日々新たなデザインに挑戦しています。
ご紹介した商品たちは下記にてリリースしています。
■KING OF LEATHER Onlinestore
https://kingofleather.jp/special/