今年度がやっと終わる~~~!!
受験戦争にも打ち勝ち、やっと安堵しております。
夏休みくらいからアメとムチの攻防戦を繰り返してきました。
いろいろな誘惑に打ち勝ちよく頑張ったと思います。
昔はスマホなんてなかったので、今の子は大変です。
終わりのない誘惑が、黙っていても流れてきます。
どれだけスマホを憎んだことか・・・
自分が頑張ることも大変だけど、人を頑張らせることってより大変だなぁと感じました。
私自身もちょっと肩の荷がおりて、自分の制作活動に集中できるかな?
まあ4月からは新たな生活でまた奮闘しそうですが。。
さてさて、今年度としては最後のリリースです。
まずはたっぷり入るイタリアンレザーのペンケースです。
こちらはイタリアのラ・ペルラ・アッズーラ社が鞣すアラスカレザーという革です。
ワックスで全体を覆っており、独特なシュリンクの風合いがたまらない革です。
こちらは糸巻風のイヤホンコードラップです。
イヤホンコードの収納はもちろん、好きな長さに巻き使うこともできます。
12ミリという厚みを手縫いする、見た目以上に難易度高いやつ。
手の平サイズでかわいい。
プレゼントにもおすすめです。
回転コンパクトミラーです。
キュートな色合いに染まりました。
スライドしてタバコが出し入れしやすいシガレットケースです。
イタリアのタンナーVirgilio Conceria Artigianaのスクラッチ加工されたVIVIDOを使用しました。
使う度に表面が艶を増し、傷とともに味わいが出ていく面白い革です。
トラベラーズノートパスポートサイズ対応の手帳カバーです。
新年度は手帳カバーを変えて運気を取り戻しましょう!
革なのに木目を感じる染色。
木好きな革製品をお探しのかたにはドハマりなやつ。
大きな声ではいえませんが、ウォーキング〇ッドが完結した記念にダ〇ル風ウォレットを制作しました。
シーズンごとに汚れていく様も再現。
こちらもかなり趣味嗜好が強い商品ですが、よろしくしゅう。
紫エイ革装飾コンパクトウォレットです。
エイ革がブームやねん!
今回最後のご紹介は焼き印ウォレットです。
ここからはちょっと真剣なおはなし。(まあここまでも決してふざけてませんが・・・)
このような牛の焼き印は、畜産業者が自分の牛を識別するために使われる個体識別番号に由来しています。
牛の刻印が最初に使用されたのは、19世紀後半から20世紀初頭のヨーロッパでした。
当時、食品の品質管理が進まず、特に食中毒や感染症の発生が頻繁に起こっていました。
この問題を解決するために、政府が食品の品質管理を強化するための法律を制定し、牛の刻印を導入したのです。
この番号を利用して、肉や乳製品の生産者や産地を特定することができます。
現代では、牛の刻印は、食品の安全性や品質に関する情報を提供するための重要な手段となっています。
他には牛の耳にタグをつける耳標という方法があります。耳標には、個体識別番号が記載されており、個体を識別することができます。
こういった昔ながらのやり方も少しずつ減り、牛の負担にならない方法も研究されてきています。
牛の首筋にマイクロチップを埋め込むことで、個体識別を行う方法。
最近では人工知能を活用して、牛の顔認識技術が研究されているようです。
ちょっと専門的なお話でしたが、こういったことを理解しておくことは大切です。
革製品を愛するということは、牛が生きていた証である、毛穴や血管痕、虫刺され痕、切り傷、そしてこういった刻印。
人々は傷のない綺麗な商品を求めがちですが、あくまで人間が生きるために食した副産物であるということを忘れてはなりません。
傷を見るたびに思い出してほしい。
この傷たちが私たちの命を繋いできたということ。
私たちは命をいただきながら、生かされているのだということを。
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