コバのカラーをあえて統一しない表現

 

当ブランド人気の長財布「The Peafowl Wallet」を2点製作いたしました。

ひとつ目のオーダーは部分的に手染め染色カラーにて表現いたしました。

 

ローズピンクとマチにはワインレッドを左右非対称で染めています。

スティッチは灰色はいろんなカラーに馴染みます。

白い糸よりもシックな印象です。

私的には灰色と紫のコンビが好きですね。

 

サドル財布

 

コバ(革の断面)って全体を1色で統一した作品が多いですが、

私にはひとつのキャンバス的要素なので、こういった部分でもいろいろと表現しています。

ナチュラル(生成)の革はエイジングすると茶色く変化していきますが、

とても味わい深いものですので、なるべく生成りの場合はその表情を生かしたいと思い、

こういった作品では染色しないで残します。

 

マチワインレッド染色

 

ふたつ目のオーダーはダイヤモンドパイソンをインレイしたモデルです。

お財布のカラー、形は同じですが、装飾でこんなにイメージが変わるんです。

これがハンドメイドの醍醐味ですね。

 

ダイヤモンドパイソンとは体長10メートルもあるヘビの革なんです。

ダイヤモンドなんておしゃれな名前ですね。

もしわたしの名前で言い換えるならば、 「ダイヤモンドウタカ」ですよ!かっこよすぎませんか。

 

ダイヤモンドパイソン財布

 

使う度に劣化するお財布のホック。 それに比べてこの孔雀ウォレットは使うたびに 本体に馴染んでいく不思議な革ホックなんです。

 

革ホック

 

使った人にしかこの使い心地はわかりません。 是非一度くせになる革ホックをお試しください。 一生脳を支配されることでしょう。

 

20140606-2

 

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