毎日暑いしか言えないほど暑い・・・。
私は革の裁断には革包丁を使用して、
すべて手作業で裁断している。
基本的に一辺を裁断するのに息を止めて行う。
息を止めたほうが、力加減や集中力が持続される。
陸上選手の100メートル走なんかも、
まったく息をせず走ると聞いたことがあるが、
それに近い。
だからなおさら暑いのだが。。。
革包丁は頻繁に研ぐのだが、
簡易的に切れ味を良くする方法がある。
下記の床面を貼ってある部分に
ミシンオイルを数滴たらし、青棒を塗り
包丁をあてて数回研ぐのだ。
これにより、切れ味が多少変わる。
この作業はひとつの型紙を裁断するたびに行う。
革包丁は革職人の大事な武器ですから。
すし職人も革職人も同じようなもんだ。
常に切れ味を良くすることが、良い作品の近道。