ピアニストのKING OF LEATHER宇高です。
最近、革づくりと曲づくりにはまっている私ですが、
ちょっと世界感を広げたくてギターではなくピアノで作曲をしようと思い、早速ピアノ買いました。
作曲って不思議なもので、ギターとピアノではできてくるものが明らかに違います。
革もそうですが、ものをつくるときの発想の仕方って大事なんだと思います。
いつもと違った観点でものをとらえると、行き止まりから抜け出せるんですね。
話は変わりますが、しくじり先生ってテレビ番組が好きで毎回見ています。
人の生き方ってすごく刺激になるんですね。
今回の先生の中で、グッときたのは、
「知らぬ間に指示待ち人間になって人生見失っちゃった ソニン先生」ですね。
元EE JUMPのあのソニンさんです。
素敵な女性になってました。
何事にも精一杯な女性って本当に素敵ですね。
お笑いのシソンヌ風に言うと、「好きになっちゃう」って感じで見てました。
是非見てみてくださいね。
力をもらえます。
またまた話は変わりますが、商品リリースしました。
リリースしたのですが、ワードプレスで商品ページをアップしながら、
アップするたびに商品が売れていくという、ちょっとびっくりな状況でした。
商品リリース時にはリクエストご依頼者にメール、メルマガ、各ソーシャルメディア、サイトでの告知をするのですが、
もちろん商品ページ作成後に行うので、多少告知があとになります。
ですので、一番知るのが早いのが、アップしているときにショップページを見ている方になります。
本当に欲しいかたは日々ちょっとした私のつぶやきをちゃんと見てくれているのですね。。
本当に感謝に尽きます・・・。
オーダー制からショップ販売方式に変えてから、たくさんの変化に感じました。
自分としてはやはり枠に縛られないため、自由により良いものを表現し続けられること、
メールでのやり取りが減ったので、制作に費やすことができる時間が増えました。
欠点としてはお客様が欲しいときに商品が買えない。
思った通りの注文ができない。
などだと思います。
ただ、その欠点と思う部分は裏を返すとすごく当ブランドの魅力的な部分になっていました。
うちも過去にはオーダー制という体制でやっていました。
ただ、オーダー制というのはできてもいない商品を想像力だけでお客様とやり取りをします。
革についてはお客様より私の方がより熟知しているはずなのに、
お客様に半分以上任せているような感じです。
例え思い描いたようなものでなくとも、オーダーしてしまった限り購入するしかないのです。
良く世のマーケットではお客様が求めるものをつくれと言われています。
もちろんそれは大切なこと。
でもそれだけではお客様が想像できる範囲でしかものが生まれない。
何故かというと、お客様はあくまでも革の専門家ではありません。
お客様の先をいってこそ、その道のプロだと思います。
そのために日々誰よりも革に時間を費やしているのですから。
どんなに特別なものでも気にいらないものに、末永く愛を費やせとは酷な話です。
今の世の中、地球のどこにいても、パソコンひとつでいつでもものが届きます。
でもうちの革製品はいつでも手に入りません。
欲しいと思っていただいても、すぐには手にできません。
いくら大金持ちで大金費やされても、たぶん私の性格上、関係ありません。
手にできないのですから、ある意味お金という力すら通用しない世界なんです。
ものにだって命と出会いがあります。
丹精込めて制作した革製品を大切にしてくださるかたになるべくもっていただきたい。
いつでも買えるたくさんのものより、やっと手にできた一期一会の出会い。
私は後者のほうが、ものへの愛情が増すと願っています。
人にしかできない大切なものを感じていただき、
生産性も悪く、思い通りにならないブランドですが、
お付き合いいただければ幸いです。