花粉症絶好調のKING OF LEATHER宇高です。

あっという間に暖かくなって、来週からもう四月ですね。
卒業式も終わり、新生活が始まるかたも多いと思います。

うちの子どもの担任だった先生は今年度いっぱいで定年退職でした。
実はこの先生は私が小学校の時に教わったことがあり、世代を超えてお世話になりました。

しかも定年を迎える最後の年に自分の子の担任。
偶然なのか必然なのか。
人生って不思議なことがあります。

そんな先生へクラス全員のメッセージと写真をつけたアルバムを贈りました。
今年は委員長だったので制作はうちが取りまとめさせてもらったのですが、
アルバムの表紙をあれこれ悩んでいたので、

私が「やっぱり革でしょ」

という話に強引にまとまり、初のアルバム表紙制作が始まったのでした。

貼り付けて焼きペンでメッセージを入れるという予定でしたが、
結局、フチに捻を入れて、桜の花びらの染色までしちゃいました。
制作を開始した私を止めれる人は誰一人いません（笑）

せっかくなので完成したアルバムの各ページを写真撮影して、曲つけて動画まで制作しちゃいました。
今の時代は便利ですね。保護者のライングループがあるので、そちらに動画で報告です。
先生へ向けたメッセージなのに、自分たちでみても感動しちゃいました。

やけに好評だったため、当日先生へ渡す際の動画の編集も期待されてしまいました。
もちろん基本的に身体を壊しても期待に応えるべく男なので、頑張らせていただきました。

編集しながらもう泣けてきちゃいます。。
何回も見ているのに、グッときちゃいますね。
教師として長年歩んできた先生の言葉の裏にある様々なものを垣間見たような。

編集作業の中で何度も何度も見返しているうちに、あることに気がつきます。

話している先生の言葉です。

「来年も臨時の先生として、この学校にいます」

「良かったじゃん！」
「え？辞めないの？」

うちの親父が定年退職だったときも、その後何度も職場に出戻って、３回ほど贈り物をしたが、
まさにこれがいわゆる辞める辞める詐欺ってやつですね（笑）

それは冗談で、本当に喜んでいただけ嬉しかったですね。
長い間お疲れさまでした。

私の定年のときも盛大にお願いします。

「ん？ない？なにが？定年が？」

そういうこと？死ぬ時が定年退職（苦笑）

ということなので死ぬまで頑張らせていただきます・・・。

では、本日限りで定年するかもしれない私が制作した革製品。
今回で最後になるかもしれないリリースです。（やめるやめる詐欺）

大人気のキーケースなのですが、金具の入荷が滞ってしまって一時廃盤になりかけていました。
やっとそれに代わる新たな金具をみつけることができたので、パワーアップしてリリースできました。

似たようなキーケースを目にする機会も増えましたね。。
いや、うちのは違う、最小コンパクトだし、ちょっとした構造に細工がしてあって、余計なフラップなどいらない。

シンプルに完結してあるデザイン。

まあどんどんどんどん真似されていくのでしょう。
とにかく簡単に真似できないものをつくるしかないと思いますね。
構造や装飾においても、自分でも真似できないもの（２度と作れないもの）とか。

ということですべて２度とつくれないものばかりです。
リクエストいただいた方も、２度とつくれませんので（汗）是非ゲットしてくださいね。

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