ゲームオブスローンズを見て、お財布が血だらけになってしまった

流血血痕紐ウォレット

KING OF LEATHER宇高です。

昨年は大変お世話になりました。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

新年を迎えるって慌ただしくて大変ですね。
12月ですべて完結してまた新年始めなきゃいけない感じが疲れてしまいます。

とにかく暮れは大変だった。。

1か月半続いた塗装工事で窓という窓は全面ビニールに覆われ、湿気という風水の天敵が部屋中を満たし、染料や接着剤の臭いで頭をやられそうになりながら、革や楽器が心配になっていたそんな数日後、近所の居酒屋に旧友と飲みにいったら、酒に飲まれ過ぎて帰宅途中に砂利道で寝てしまい、靴も履かずバッグもスマホも大自然に置き去りのまま夜中に帰宅・・・、嫁はカンカン私はダウン。
嫁の夜中探索のおかげですべての荷物は見つけられ、一件落着と思いきや、その数日後、2車線の左車線を車で走行中、右車線の後ろにいたであろう車が突如左にハンドルをきって斜め後ろから目の前に侵入。
まさかの左の側道に向かって私の目の前を斜めに横切ろうとしているのだ。
え!?マリオカート?
もちろん慌てて左に急ハンドルを切る私。正面衝突は免れたが、ドカッと音を立てて車は衝突。人生初の事故。
年配の女性でぼーっと考え事をしていたらしく、無意識で運転。。だが私は悪くない!といっても、こういうときは両方動いていたので責任は8対2とかになることが多いらしい。ただ今回は相手のかたがすごく良いかたなのが救いで、なぜか保険会社も10対0で手をうってくれた。まあでも車は修理されても、私の心は故障中。しばらく運転しててもトラウマですよ。。

風水で最悪なのが「湿気」と言われる。

寒い冬でも一日1回はちゃんと「換気」している私だが、塗装工事は予想外だった・・・。

やっぱり湿気恐るべしです。

風水とか目に見えないものとか、極端に信じているタイプではないけど、
まったくないとはいえないことがたまにある。

世の中では運が良かったとか、不幸中の幸いっていいますが、自分の力だとは決して思えません。
自分の力が及ばない部分には感謝しかありません。
厄除けしていただいた神様やご先祖に感謝。

そんなこんなでしたから、いつも以上にきれいに大掃除し、いつも以上に妻に優しくしたのは言うまでもありません。。

健康で新年を迎えることができる有難みをやけに感じた年の初めでした。
とにかく皆さまも「寒気でも換気は歓喜」と覚えましょう。
運転と酒にはくれぐれもお気をつけください。

さてさて、2019年リリース初めです。

お正月はアマゾンプライムでアメリカのドラマを見ていました。
「ゲームオブスローンズ」というなかなかスケールがどでかいドラマなんですが、知ってますか?
現在はシーズン7まであって、8で完結予定。シーズン8は4月公開になるようです。
続きが気になって仕方ありません。。

とにかく内容も面白いのですが、描写のグロさも半端ないのです。
アメリカでは人気1位のドラマですが、このグロさのためか、日本での放送は難しいらしく、知名度が低い原因ともいわれています。

苦手な人も多いでしょう、もちろん私もグロい系が好きなわけではありません。

じゃあなんでそんなにグロいものを見るのか!?

もちろん内容も面白いからなのですが、ただグロいものを酒のつまみにしながら、食っちゃ寝ーで過ごしていたわけじゃありません。

みるべき最大の理由はこのお財布をつくるためでした!!!

血というものを研究したかったのです(爆)

グロい血痕ウォレットです。

こちらのお財布は四角い(しかく)→刺客→アサシンといいます。

そしてあるお客様からいただいたリクエスト内容が、

「永きに渡り流してきた血が染み込んだようなイメージ(古い物や新しい物)やそのアサシンの喜怒哀楽の内面的な表情」

このお言葉をいただき、お財布に表現させていただきました。
とにかく血と一言でいっても、いろいろな血痕があることを再認識しました。
血の表現なんてあまりしたことがなかったので、なかなか面白かったです。
そして完成したお財布ですが、パッと見、花火にも見えるのがびっくりでしたね。
ただリクエストいただいたかたの求めているレベルを越えてしまったような不安は多少あり・・・・。。

こういった過激な表現にも芸術は存在しています。勉強になります。

さて続いてはクラッチバッグです。

結構人気があって、いつもすぐに売れてしまうバッグです。
私も普段よく使う機会が多いですが、クラッチバッグってどんな服装もマッチして使いやすいです。

今回制作した右側はホワイトのクラックレザーでオールドキャニオンというイタリアの革なのですが、
結構好きでいろいろな作品に取り入れていたんですが、こちらは廃盤になってしまい、在庫もあと牛1頭ほどしかありません。
ここ最近クラックレザー系の素材が各タンナーで廃盤が続き、すごく残念でなりません。
きっと手間がかかるのでしょう。

狙っていたかたは是非ゲットしてくださいね!

デイパックリュックも完成です。
パラフィンの手触りが独特の彩度の落ち着いたグリーンが魅力の革で仕立てました。
使っていくと艶が出ていくエイジングが楽しめる革です。
是非日々育ててほしいバッグです。
平成最後の相棒に♪(←平成最後の使い方が雑)

革デイパックリュック

続いてはこれ!
たまに気が向いたらつくる平成最初で最後の生かしたギャグ!「あかんくつべーら」

今回は定番モデルとイカ墨パスタ食べちゃったバージョンです。

続いてはカード入れつきコインケースシリーズ。

縫わないシームレスコインケース。

イタリアの名門・バダラッシー社が鞣しているヌバック(起毛革)にプエブロというレザーがあります。
とても素晴らしい革なのですが、「当ブランドの色合いで似たようなヌバックがつくれたら、さらにかっこいいはず!」と思い、試行錯誤して生まれたのがこの黄緑に使用したキンブロレザーです。
最高の手触りと色合いになりました。

もう一方はアンティーク調に仕上げたものになります。
アンティークが好きでも、革製品を新品からアンティークになるまで使ったら、きっとアンティークになる頃にはボロボロなはずです。
だからアンティーク調というものを制作するのですが、アンティーク調に仕上げるのに正解なんてありません。
自然からいただいた感覚と様々なものから培ったセンスらしきものを頼るしかないのですね。
染色を通り越して、最近は絵画のような世界になってきた感じです。

続いてこちらは先ほどご紹介した起毛革のキンブロレザーです。
これまたKING OF LEATHERでしか出せない色合いのヌバックじゃないですか!?

そしてこちらは柿渋を塗布した激渋ブックカバーです。
太陽の光で変化する柿渋はすごくきれいで味わいがあります。
当ブランドはさらに染色も重ね独特な風合いに仕上がっております。

そしてピンクの風景をグラデーションであしらった薄型の長財布です。
2018年平成最後の新作ウォレットということもあって人気者です。

こちらは光る染色アンティークゴールドです。
2019年のラッキーカラーが発表されましたが赤・白・ゴールドです。

さらに薄くて小さい刃(やいば)ウォレットも人気です。
こちらも光るアンティークゴールド染色で制作しました。

小さい財布ゴールド

2019年ブログ初め。
ちょっと長くなってしまいました。。
長文にお付き合いいただきありがとうございます。

平成最後を乱用してしまってすいません。

それでは和がり立つように祈りながら、
本日はこれで最後にしたいと思います。

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