人生勝ち負けじゃないですよね。
でも日曜日の女子サッカーには勝ってほしいと思っている
KING OF LEATHER宇高です。
ラウンドファスナーウォレットって知っていますか?
ファスナーが財布の周りをぐるっとしているお財布のことを言います。
ちなみにラウンドジップウォレットとも言われています。
このタイプのお財布は結構人気があるようですが、
当ブランドにも定番商品としてひとつ発表しています。
そのお財布を今回製作させていただきました。
外観をシーモスカラーで染め上げました。
ラウンドファスナーウォレットは収納力に優れています。
巷で結構目にするタイプは2ポケットタイプですが、
当ブランドのこちらのラウンドファスナーウォレットは
4ポケット、さらに左右に札入れを設けています。
ヌメ革でここまでの収納ポケットを製作するには
革の厚みが非常に重要なポイントになります。
薄くしてペロンペロンになってしまうヌメ革ではなく、
薄くした場合であってもコシが残るヌメ革を使用しています。
アイテムによって革素材を選ぶことは
大切なことなんですね。
開け閉めしづらくなったファスナーには
ロウを塗るとスムーズさが復活します。
世界のファスナーメーカーは1000社以上あるのですが、
日本を代表するメーカーは言わずと知れたYKK(吉田工業株式会社)です。
世界の45%のシェアを誇るYKKですが、
日本には他に渋いビンテージファスナーを製作する
WALDESで有名な朝日ファスナーもあります。
アメリカのIDEAL、TARONとかスイスのriri、イタリアのLAMPOなど
中国のファスナーメーカーはなんと1000社以上あるといわれています。。(多すぎ)
しかし性能面では我が日本メーカーYKKの右にでるものはないと思います。
東京ドーム41個分の敷地につくられた自社工場は
製造機械まで自社でつくってしまうこだわり。
素人目ではわからないですが、ファスナーの進化は未だ止まりません。
そんなYKKファスナーの中で高級なファスナーがあります。
当ブランドではエレメント(ムシ)がしっかり磨かれた高級ファスナーを採用しています。
WALDESのデザイン性でYKKの機能性が合わされば最強なんですがね。
ただこれだけ話した後ですが、
当ブランドはファスナー商品はそれほど多くありません。
なぜならファスナーより革が好きだからです。
ファスナーを使用せずに済むなら、使用しない方向でデザインを考えます。
革のみの構造でファスナーにかわる何か新しいことができないか
常に考えています。