革を縫うということ。

 

首に冷たいジェル入りのタオルを巻いて、

本日も引き続きロングウォレットの制作でした!

 

革製品を制作する際、毎回作業効率を考え

手順などの見直しをすることがあります。

 

当ブランドの財布は複雑なつくりのため、

縫う順番でかなり作業効率が違ってきます。

 

例えばちょっとしたまちの部分を縫う際もどちらから縫うとか。

またプラスアルファで、どこから縫い始めてどこで縫い終わるか。

 

1枚革からふたつの分かれているようなコバ部分は、

独自の技術を使用して、いっぺんに縫ってしまいます。

そして縫う際、気を遣っているのが、

 

糸を途中で繋げないこと。

 

よく下手な長糸と言いますが、

当ブランドでは長い部分もいっぺんに縫うために

場所によってはかなり長い糸を使用します。

 

もちろん短いのに比べると数倍大変ですが、

その方が糸を継ぎ足した部分からのほつれを無くせると思っています。

 

また当ブランドの糸はヨットの帆を縫うほどの太い糸なので、

それまた縫うのが非常に大変です。

しかしロウをたっぷり縫った糸は、

途中で切れても、簡単にほつれません。

 

糸をいろんなところで切る実験をしたことがありますが、

ほとんどほつれないし、全部糸が取れるなんてことはまずないことが分かりました。

また、当ブランドのように、

ひとつの製品に麻糸とシニュー糸を両方部分によって使い分け、

耐久性を考えたブランドもあまりないと思います。

 

うわべだけじゃなく、本当に永く使用していただきたいためのこだわり

これぞKING OF LEATHERの信念です。

 

ところで明日は所ジョージさんの世田谷ベースの発売日ですね!

こちらにKING OF LEATHERが掲載されていますので、

是非チェックしてくださいね!

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