いざさらば~さらば~先生~♪KING OF LEATHER宇高です。
冒頭で歌ったのは、「巣立ちの歌」っていう私が中学生のときに卒業式でうたった歌です。
この歌きくと、未だに胸がジ~~~~んんときますね。
巷は今、卒業式シーズンですもんね。
本日は娘の小学校で卒業式です。
卒業を機にさらに一歩未来への歩み始めるわけです。
幼少期の頃の悩みや不安って大人になれば、なぜこんなことに悩んでいたのか・・・って思うことがあります。
でも当時は必死なんですよね。。
だから親になった自分は、私からみたら大したことじゃなくても、子ども目線で案じてやる必要があるんだと思います。
私もよく勇気と自信を与えてやりたいばかりに、必死で空回りしてしまうので気をつけたいですね。。。
大人になったって思ってますもん。
悩んでつまずいてこそ、成長していくということを。
高校を卒業した私は浪人して美大を目指すわけですが、途中で音楽の世界へいってしまいました。
まあ、いまや革屋さんなので、音楽の世界で花が咲かなかったわけですが、唯一メジャーデビューして「青」という曲を出しました。
だから、この「青」というものには他の色よりも、思い入れがあります。
青というものはどの分野でも扱いが難しいカラーなんですね。
染色においても、非常に難しいのです。
革においてはなかなか私好みのブルーってないんですね。
だからといって染色でも難しいカラーなんです。
でも「青」という歌を書いた責任として、青染色を頑張っていきたいと思います。
そんな中、とても良いブルー染色ができたので、1点もの商品としてクジャクウォレットを仕立てました。
なかなか再現が難しく、定番カラーとしてはまだ未到達です。。
そして今回初めてインレイに使用した革がスキモレザーです。
この木目調の革がスキモレザーです。
知る人ぞ知る、知らない人は知らない、革です。
世界を類をみない技法を用いて製作されたスキモレザー(漉き模様)は、型押しした革を何枚も重ねて、斜めに薄く漉くことで革になります。
その断面で様々な模様を表現している革なのです。
特許を取得しているほどの技法ですが、年配のご夫婦が浅草で製作している革なので、量産できるものではない貴重なレザーです。
実際、わたしも現地に行って様々なスキモレザーをみせていただきましたが、ため息がでるほど素晴らしかったですよ。
この技術を継ぐ人はいるのかな??
おじさんの代で終わらせないで~と心で叫んで帰ってきましたが。
スキモレザーはまったく同様の模様がありません。
なので、当ブランド限定品で表現していければと思います。
素晴らしいものは残る日本にしたいですね。
【限定1点もの】「青」染色×スキモレザーはこちらで販売しています。