私の住む山梨はフルーツ王国でお馴染みなんです。
寒くなるとそこらじゅうで柿を干している家を目にします。
先日散歩中に道路で拾った柿です。
しばらく歩いていると、ちょっと熟し過ぎた柿も落ちてました。
その横にはまだ青臭いのかカビたのか、もうひとつ柿が落ちてました。
しばらく歩いていると、柿を池に落としてしまいました。
そしたら池から白髭じいさんが出てきて私に問いただしました。
「あなたの落とした柿は金の柿ですか?銀の柿ですか?」
私「いえ、私の落としたのは金の財布です。」
じいさん「もしやこれか?」
私「そうです、それです。」
私「あと真鍮のバッグごと落としてしまいました。それもお願いします。」
じいさん「これじゃな」
私「そうです。まさに。」
受け取ったバッグの中には、熱帯魚も入っていました。
「熱帯魚って食べれるのかな?」
「炭で焼いてみよう。」
「お腹もいっぱいになったので、ガムですっきり」
「さて火を囲んでビンテージギターでも弾こか。」
じいさん「探したぞよ」
私「さっきの白髭じいさん!!」
じいさん「お主にひとつ確認したいことがある。」
私「なんですか?(もしかして、嘘がばれたかな・・・)」
じいさん「これも落としてはいないか?ターコイズの原石」
私「あっ、もちろん落としました!(嘘)」
私「他にはないですか?(わくわく)」
じいさん「・・・・ばかも~~~~ん!!」
じいさん「全部返せ。」
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