日々レザークラフトをし続けてきたためか、指には相当負担がきているようだ。
最近、手の指の関節が痛くて仕方がない。。
特に革の手縫いというのは、指の負担が半端ない。
両手で針を1本づつ持ち、縛るように縫ってゆく。
分厚くて硬い革の縫い穴をくぐらせるため、針を引き抜く際、これが指には相当ダメージがくる。
こんなことを日々10数年も続けてくれば、さすがに指も消耗してくる。
同じ動作で軟骨が減ってしまうと、二度と回復することはない。
革職人のかたは皆どんな状況だろう。
近年ではスマホをいじったりPCいじったりすることも負担のもととなる。
私といえばさらには楽器を弾いたり、ゲームをしたり、家事をしたり、指はそりゃ悲鳴をあげる。
そんなときに思うのは、もっとミシンとか機械に頼ろうかな。とか。
このままだと生涯、指はもつのだろうか。
そのためひとまずゲームはやめた。
楽器なども根詰めるのはやめた。
あちらこちらの指が痛くなってきたため、さすがに不安になり病院に行った。
まずはレントゲンをとって、骨の状況を確認することに。
軟骨がどんな状況かが気になった。
医者「骨はすごくきれいですね。」
私「え!?」
結局、軟骨は元気いっぱいで、まだまだ全然問題なかったのだ。
使い過ぎによるじん帯の炎症かと。
バンテリンより強い薬を出してくれるということで、帰宅。
不思議なもので、それから気持ちの問題なのか、薬のおかげなのか、どんどん良くなってきた。
お、ゲームもできそうじゃん?(←やめとけ)
私にとって作品をつくり続けるには指は壊してられない。
もちろん身体もだけど、なかなか避けられない問題。
そんな酷使する作業でも人間にしかできない作業だ。
今や、人工知能は作曲や絵まで描いたりする。
絵なんて特にすごくて、1秒でとんでもない世界を描く。
音楽においてはYoutubeやSNSの無料BGMにあるようなインストミュージックは、まさにAI作曲によるものだ。
日々パターンを少しづつかえて、AI音楽は量産されている。
それはそれで面白い分野だが、人工知能とやらだけで完成するものは淡泊だ。
とはいっても時代はどんどん生産性だのスピードを求めて進化していくであろう。
そんな中で芸術はひとつの人間要素として在り続けたいと願う。
今後はAIと人間が融合したり、そんな方向になるのだろうか。
そんな時代の転換期ともいえるときに、今までの私の人間要素をまとめておこうと、作品集動画を制作した。
いざつくってみたら、なんとも16個の動画になってしまった。
自分でも振り返るとまあ良くつくったなぁと。
せっかくだから動画にBGMでもつけようと考えていた。
これだけの革作品という人間要素に対して、さくっとAIの生み出したBGMをつけるのもどんなもんかと。。
そんなとき奇跡は起こった。
なんとちょうど動画の数16個に対して、16曲の自作の曲があるではないか。
動画の雰囲気に合うとか合わないとかは置いておいて、私から産み落とされたすべてを詰め込んでこそ作品集だ。
そんな思いを込めて、自作の曲をBGMにし、自作の革製品を詰め込んだ作品集動画を制作した。
ちなみにこの動画はAIにつくってもらったという・・・(^^;)
そんな感じでAIに協力を得ながら、自分の可能性をさらに広げるような感じでやっていけらたと思います。
さてここからは人間が残した軌跡をお送りいたします。
ペンケースシリーズです。
当ブランドのペンケースは結構バリエーションがあります。
私自身ペンケースが好きだからかもしれません。
その中でもこちらは一番容量が入るものです。
絵描きさんの多色のペンなどにもちょうどよいと思います。
メガネなんかも入りそうなサイズ。
こちらは金具を使わないバトン型ペンケースです。
容量というよりは、デザインが魅力的でバッグの中でもかさばらないという部分に長けています。
カードケースもバリエーション豊富です。
カードケースと言っていますが、ほとんどが名刺が入るサイズになっています。
なので名刺入れとして活用できます。
こちらはスライドでカードが出し入れできる仕組みです。
2つともすごく良い色合いになりました。
三日月型メガネケースです。
なかなか制作難易度が高いメガネケース。
他では目にできない伝説の月の破片。
トラベラーズノートカバー。
ビンテージ感ってなんでしょう。
使い古されて味わいが増す様のこと。
野宿しながら世界でも旅しない限り、実際は演出されたような芸術的な傷など案外つきません。
小旅行でも小傷と艶が合わされば、感性が完成するトラベラーズノートカバー。
「あいつ俺のことなめやがって。」
そんなセリフを吐きたくなる瞬間ってありますよね。
そんなときはグッと我慢。
そしてこの靴ベラを貸してあげましょう。
あいつのかかとをベロってなめかえす。
これが本当の強者のやりかた。
スポットカラーのレザーを入手。
スポットカラーとは普段定番では扱っていないカラーを限定数で販売されたカラー。
そんな深いブルーを使用したコインケース。
今回、いくつかのアイテムに使用しているので、チェックしてみてくださいね。
SE3に対応したiPhoneケースです。
エイジングを遂げた見本のiPhoneケースと一緒に並べてみました。
もともとは生成だった革がこの変化。
どんな革でもここまでの深いエイジングを遂げるわけではありません。
革もそうですが、普段触りまくることもエイジングには必須。
iPhoneケースはエイジングを楽しむにはもってこいのアイテム。
コンパクトなお財布シリーズ。
宇宙をテーマにしたお財布ですが、宇宙すらとび越えた気がします。笑
ブランド最小ウォレット。
アイデアでるまで半年くらいかかったやつ。
なかなか魅力的な染色になりました。
名刺入れ兼カードケース。
イタリアのスクラッチレザーへデザイン染色した新しい表現の一品。
スマホと財布を一体型にしたスマホウォレット、ウォレットバッグ、財布バッグ。
未だなんといえば世間様、検索エンジン、ハッシュタグは理解してくれるのか不明なバッグ。いや財布?
とにかく私も愛用中のウォレットバッグなのだが、抜群の使い勝手です。
そしてここにきて、ラストになってまさかの新作のご紹介。
真鍮レザーブレスレットです。
一見、革にすら見えない色合いが面白い。
1本1本を丹精に染色していきます。
今後、同じものは存在しません。
世界にひとつのブレスレットを展開していきます。
素材が切れか、ネタ切れが起きたら、終了してしまうかもしれないブレスレットです。笑
サイズは一応、大、小と2種類ありますが、ある程度、真鍮金具を開け閉めでサイズ調整できるので、フリーサイズとなっています。