左手と背中の痛みがエイジングしている
キングオブレザー宇高です。
改めて考えると私の人生は
かなり「手」というものにお世話になってきました。
10代ではひたすら絵を描き
20代ではひたすらギターを弾き
20代後半ではひらすら携帯電話をいじり
30代はひたすら革製品制作
好きなこととはいえ、かなり手にはご迷惑をお掛けしているなと・・・。
でも好きなことをしているときって、
正直あんまり疲れを感じないのです。
じゃあ原因はなんだ!?
「家事?」(爆)
まあ、人生には「やりたいこと」と「やりたくないこと」が
あると思いますが、どちらも必要なことかもしれません。
どちらもそればかりやってると
大切なことが見えなくなる気がしますから。
そういうことでわたしの「やってしまうこと」のご紹介です。
当ホームページやらブログにて
今まで製作した革作品をいろいろとご紹介していますが、
過去の記事も含めて閲覧してくれている方がたくさんいます。
そしてそんな画像を頼りに制作依頼をいただくことに
本当に感謝しています。
今回もそんな定番商品にはないお財布ですが、
ご要望にお応えさせていただきました。
このモデルは以前、お友達のために制作したお財布です。
わたしが勝手に友達のあだ名をとって「なけモデル」といっていました。
ルチルクウォーツを埋め込んだパワーと個性をあわせもった本物志向です。
今回はワインレッドで染色しました。
内装は小銭入れなしの札が100枚入る仕様です。
その分カードが16枚も入ります。
かっこいいカードじゃないと様になりません(笑)
エイジングを最大限楽しめるのがナチュラル(生成)皮革でつくられた革。
深く飴色にかわったお財布を持っていると、
他のどんな売り物の財布にも目がいかなくなるほど
愛おしく、存在感で満たされます。
今回製作したライオンズバックウォレットは
まさにエイジングマニア用!
発表してからまだまもないKING OF LEATHERブランドロゴコンチョですが、
シルバーコンチョをお財布とセットでご注文いただきました。
財布とコンチョがお互いの存在感を確かめあい、ひしめきあっています。
構造までもが個性的ですので、
一度使ってみてくださいとしかいえません。
とりあえずいえることは
期待以上にすごいですから。
こんな出来立てほやほやの綺麗なお財布も
数年経過すると、まるでジャックバウアーかのように
傷だらけのヒーローになります。
エイジングした革製品の表面を自分なりに表現すると
「おじいちゃんのくせして、肌ツヤは16才の女子」
定番モデルの中でも1、2位を位置する人気ウォレットがあります。
発表当時は正直あまり反応がよろしくなかったのですが、
やっとそのデザイン、構造の良さが理解いただけてきました。
ものをつくる人間というのは、ひとつふたつ先を行かないと
楽しませることができませんから♪
うわさのお財布です!
The Peafowl wallet ~孔雀ウォレット~
マルーンカラーに染色したフラップと
ナチュラル(生成)のツートンです。
ターコイズの糸が綺麗にラインを描いています。
たかがお財布、されどウォレット(←深い意味はない)