日ごろから革製品の構造を考えていると、
「おれ天才!」って思うこともあります。
しかし、いざ試作に取りかかると
「あ、ダメじゃん、この構造・・・」って
なることのほうが多いんですね。。
長い歴史の中で誰もやってないことには
「やらない意味」いや、「できない意味」があったりします。
人間、大抵思うことは一緒、
その「できない」を「できる」に変えた人が
「天才」だったり「発明家」だったりするのかな。
ただ最近、「ベーシック」というものへの
追求も面白いと感じています。
一見簡単そうな「ベーシック」なのですが、
どこに自分らしさをもってくるか考えると本当に難しいもんです。
「ベーシック」=「つまらないもの」になってしまうと
やっぱりあまり魅力を感じないですね。。
さて
当ブランドの回転式カードケース兼名刺入れがあります。
■The Army Cardcase
「ベーシック」とはまた違いますが、
「シンプル」という言葉をキーワードにアイデアを練ったのですが、
まさに「シンプル」な中の「新しさ」みたいなものができました。
こういった回転式のカードいれは革製品以外では
みたことがあったのですが、革製品ではあまりみない形ですね。
シンプルな構造ですが、実は開閉のフィット感や
回転カシメのアイデアに頭を悩ませました。
フォーマルにもしっくりくる薄いデザインです。
「シンプルなものが好きだけど、ありきたりなものが嫌い」という方には
完璧な一品だと思います。
様々なカラーで製作できます。
今回製作させていただいたものには内側にネーム入れをしました。
ネームを入れてプレゼントなんかもおすすめです。
この回転式にはスライド爪楊枝いれもあります!
ちょっとしたプレゼントに喜ばれると思います。