常に3年先をゆき、2年戻りながら進む
KING OF LEATHER宇高です。
デコだしヘアーが流行っているようですが、
「バカヤロー。」
あたいはかなり前からデコ出してる
しかもデコ自体もちょっと出てるくらいで。
デコが出てるで思い出しました。
私のデコよりもさらにもっこりしたキーケースをつくりました。
土星をイメージした革を濡らして絞り加工を施したやつです。
こちらのキーケースはオプションですが編みこみロープを装着できます。
「おしゃれにキーケースを持つ」なんて3年先いってます?
新商品を考えながら、ふと思ったこと。
いつかの未来に完全に鍵やお金を持つ必要がなくなったら、
財布やキーケースがいらなくなってしまう日がくるのかな・・・?
便利はときとして、人生を枯らさせることもあるのか?
良くも悪くも自動運転とか。
今あるものがどんどん古い時代のものになってゆく。
最近はとてもはやいスピードで。
人って進化しないといけない生き物なのか。
最先端の未来をみたい自分と
もう十分じゃないかと思う自分がいる。
物々交換して助け合って生きていた大昔の人間。
「お金」のせいで地球を動かす歯車が大きくなりすぎていって。
そんな大きな歯車の一部だから、自分がしていることの意味を見失う人もいる。
お金というものはきりたくても、そんな簡単に切り離せるものではないけど。
だからってそんな皆執着するお金も、「お金ができた仕組み」を知る人はほとんどいない。
ものづくりということを生業に選んだ自分。
「ハンドメイドって儲かるんですか?」なんてきく間もなく
この世界にどっぷり浸かったあの日。
とは言っても、相変わらず計算機をたたきながら新商品を考えるような
さぞ立派な大人にはなれない自分。
進化も退化もお金も3年進んで2年戻るくらいが
ちょうどいいんじゃないかなぁと思うのであった。
手間ばかりかかる新商品を考えながら
集中しろと自分に言い聞かせるそんな夜中のお話でした。