伝説のミシンSEIKO-TE2のお話

TE2サブテンション取り付け

いや~昨日は久しぶりに寝て人間を取り戻した

KING OF LEATHER宇高です。

よく寝て頭が冴えているうちに ちょっと専門的でマニアックなお話をしましょう。

興味ない人は興味をもってみてください。(強引)

 

当ブランドもレベル1からいきなりボス戦を繰り返してきましたが、

今後戦って行くために新たな武器を手に入れました。

伝説のミシンSEIKOのTE-2です。

数々の勇者達が使用してきた幻のミシンです。

今となっては製造されていないため、中古市場でもなかなか出回りません。

でもわたしが本気で欲しいと願うと、自然とものは寄ってきてくれる ように思ってます。

 

なぜこのミシンが幻なのかって?

それは上下送りで半回転カマのミシンはこれだけなのです。

半回転釜の糸の絞り、糸目など、これにしか出ない表情があります。

そしてアンティークな見た目が美しい。

 

雑魚をたくさん倒すような戦いには向きませんが、 ボス戦をじっくり倒す戦いには向くミシンです。

ミシン仕立ての製品もこだわりの縫い目で表現していきたいと思っています。

 

まずはこのTE-2ミシンを自分なりにカスタマイズしていきます。

 

TE2用吊り下げ定規

 

TE-2のミシンの弱点は部品の製造も終わっているというところ・・・

吊り下げ定規は幸田ミシンさんがオリジナルで製作してくれてます。

ちなみに吊り下げ定規とは縫うときのガイドですね。

いろんな定規がありますが、簡単なものなら自作していきます。

 

吊り下げ定規取り付け

 

吊り下げ定規の取り付けは、ミシンの背面にある裏のネジを緩めて棒を引っこ抜きます。

この本体は鋳物なので、割れないように無理な力は加えないように

さびなどで固いときは潤滑剤などでほぐしてやりながらの作業です。

 

吊り下げ定規棒

 

「ほんぎゃ~抜けた」

こんな些細な作業でも変な汗が出てきます。。

 

あとは抜いた穴に吊り下げ定規を差してネジを戻します。

 

SEIKOミシンTE-2

 

こんな感じで取り付け完了です。

 

さて、お次はさらに汗をかくこと間違いなしのプリテンション取り付けです。

 

プリテンションは上糸の絡みのトラブルが減るのはもちろん、

下糸とのバランスの調整には私には必須。

TEミシンは上糸を強くしたくてもある程度しかできないので、

このプリテンションをつけることで、さらに上糸のテンションを強くできる。

そうすれば太目の糸も使用できるようになると思います。

 

TE2サブテンション取り付け

 

まずプリンテンションのネジサイズを測って、このネジ規格を調査。

その辺に売っているM~とかじゃないんですね。

ネットのネジ規格表みたいなものを探して探して、

ミシンネジSP PI 11/64 SM 40というサイズにたどり着き、

これに対応したネジ山を彫るタップとドリルをネットで注文。

あってなかったらとか基本考えません。

とりあえず自分を信じて生きていますw

 

まずは注文していたドリルで穴をあけるのですが、

ボール盤の前にミシンを運ぶわけにはいかないので、

電動ドリルを垂直にしてゆっくりあけました。(冷や汗ものです)

意外にも柔らかい。完全に貫通させないとタップの粉が詰まるみたいなので。

その穴にタップでネジ山をつくりました。

あとは取り付け。

 

TE2プリテンション

 

こんな感じに取り付けました。

いや~無事付いて何よりです。

伝説の剣って折れたらゲームオーバーですもの。

 

TE2縫い目

 

すごく良い感じです。

テンション変えたり、針、糸替えたりして縫ってます。

これも感覚で覚えるしかないですね。

 

後は押さえですね。

押さえも入手しづらいですが、これに関してはすでに手をうっています。

TE-2愛用の方に貢献できるように頑張ります。

 

TE2とES325

 

まあ、長い付き合いになるかと思いますが、

よろしくお願いします。

 

ちなみに後ろに見えますのが、

伝説のギター「ES-325」です。

335ではなくて325です。

こういったレアな武器が大好きなんですよね。

手がかかるほどに愛着が増すのは、子育てと似てますね。

 

 

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