本日は工房に最近レザークラフトを始めたという少年Aさんが工房に尋ねてくれました。
自作のロングウォレットの評価をして欲しいということで、
こちらも遠慮なく辛口で言わせていただきました。
ブログの許可をいただいたので、
早速評価を始めさせていただきます!
【外観】
デザインは悪くない。
ちょっと全体的にいびつな感じが逆に良い。
革包丁が滑ったらしく、切れ目がところどころにある。
その荒々しさが野生っぽい。
コバの処理があまいため、昨日完成したはずなのに、
3年ほど使い古した感じのアンティーク感が出ている。
糸の縫い目に彼の必死さが伝わってくる。
【札入れ部分】
本人も言っていたが、あまりに狭くて札がちぎれそうだ。
お店でおつりをもらったが、その場で入れれず、
車まで戻ってから必死にしまったらしい。
千円札でこれだから、ちょっと大きい一万円札は大丈夫だろうか?
【カード入れ・小銭入れ部分】
カード入れもまた狭すぎて、カードを取るときへし折れそうだと嘆いていた。
小銭入れ部分は最悪らしい。
写真では分かりずらいが、蓋を閉めたとき、
小銭入れの革の長さが足りず、ぽろぽろ落ちてくる。
こうなったら、財布としての役割を一切はたさない。
ただの革の塊、いや生ゴミだ。(←いいすぎw)
・・・ちょっと言い過ぎたが、
懲りずにがんばりたまえ