ささくれがブームの
KING OF LEATHER宇高です。
乾燥肌の私はこの時期になると身体中かゆくて仕方がない。。
そこでNIVEAを購入しました。
海外でもバカ売れのこのNIVEAてやつは
1911年にドイツで開発され、100年以上も愛され続けているらしいです。
芸能人やセレブ御用達米国の高級品化粧品「ドゥラメール」とほぼ同じ成分。
ドゥラメールが18,000円に対し、ニベア500円!!
コストパフォーマンスが素晴らしい!
また缶がキレイなブルーだから、なんか取っておきたくなる。
そんなニベアの成分をみていると革にも良さそうな成分が満載なので、ちょっと試しにつけてみた。
感想としてはなんとなく潤った感じになるが、コシがちょっと奪われる感じで、あまりよろしくない。
同じドイツで作られた革用のクリームコロニルをおすすめする。
とりあえず私もNIVEAを身体中にベタベタ塗りたくってみたところ
良い感じにコシが無くなりましたw
さて、最近やっと良さが再認識されつつある当ブランドサメウォレット。
再現のご依頼がありました。
サイトのある写真をみたお客様から、これと同じのが欲しいといったことがたまにあります。
しかし、感性にゆだねてカラー染色したものなんかだと、再現に悩む悩む。。
どうやってつくったっけこの色、みたいな・・・
再現不可能なものはなるべくご遠慮しています。
ただ、今回はなんとか再現しました。
それがこちら。
糸カラーも再現しました。
製作するときはいろんなカラーの糸で混乱します。
できたてほやほやの財布はまだまだ厚みもあり収まり感に欠けるけど、
使用していくと脂分が出てきて、しっとりペタっとしてきます。
あまり薄いとペラペラし過ぎちゃうし、厚過ぎると収まってくれないという、
どの革の厚みで製作するかは非常に難しいところ。
各パーツを0.1mm単位で調整していきます。
背面のグレーカラーもなかなか良い感じになりました。
革のトラと呼ばれるシワが良い表情をだしています。
ベルト留めのフラップはバイオレット染色を芸術的にしました。
なかなかの再現です。
この財布の内装はちょっと変わっています。
好きなようにできる自由度があります。
カード入れなんかは上側が閉じられてないので、
2枚づつくらい入れてもすべてのカードの絵柄を見ながら取り出せます。
これは思ってた以上に便利でした。
革留めフラップも使うたびに馴染んできます。
こちらは先ほどの再現元になったお財布を半年ほど使用したものです。
すごくまとまった感じですよね。
染色と染色していない革の色合いもだいぶ違います。
このお財布はものを収納した際にシルエットが完成するようにデザインされています。
上の写真でいうと財布上側のラインですね。
エイジングして革が柔軟になると、さらに弧を描きデザインが完成していくという
とても面白い財布なのです。
この世にはいろんな人がいます。
だから楽しいんですね。
個性を押し殺して
何かに染まろうとしてしまう自分がいたときは
この財布を再び使いたいと思います。