寝る間も惜しんで片頭痛、KING OF LEATHER宇高です。
絶好調に頭が痛い１週間でした。
鉄分が足りないのかな？
それならば鉄で革を染めよう！
なかなか手間のかかるこの鉄媒染という技法。
自前の鉄媒染液をつくり、革を染める。
ついでに昔やっていた自前ブランドTシャツも染める。
とにかくなんでも鉄で染めたくなってくる。
そんな私はアイアンマン。
鉄媒染は独特な臭いがする。
Tシャツなどは洗ってしまえば問題ないが、レザーは若干臭いが残ってしまう。
この臭いを消臭する手間がまたかかる。
まずは重曹などを使用して革を洗浄する。
乾燥途中、半乾きの状態の革にさらに特製のオレンジオイルを少しづつ加脂していく。
「臭い」はなかなか良い感じの「匂い」に変わった。
なかなか手のかかる作業である。
そんな工程を終えて出来上がった革でやっと仕立てが始まる。
失敗したらすべてが水の泡。
余分なパーツ分の革すらない。
昔だったら絶対無理だっただろう。
もちろん失敗はしない。
完璧につくったのでした。
当ブランドの中では最小のコンパクト財布。
小銭入れ、１０枚ほど入るカード入れ、仕切りがある札入れ。
ちゃんとしたお財布なのにすごく小さい。
なかなかややこしい設計を駆使して、表現している。
海で削られたシーグラスのシルエット。
シーグラスウォレットの鉄媒染バージョン。
そんな海にはサメもいる。
その名もシャークオーケストラウォレット。
このお財布は鉄媒染で是非ともつくってみたかった。
だって、なんかサメっぽいでしょ？
なんかこのムラ感といい、荒波をくぐり抜けてきた感じが良く出てる。
鉄で染めたこのお財布はオンラインショップにリリースしました。
鉄と革のタンニン成分が反応して色づくので、色落ちはしません。
下地の革がエイジングによって艶が出て濃くなってくると、
さらに深い、グレーへ変化していくと思います。
渋く育ててほしい一品です。
話は変わりますが、
本日は七夕でしたね。
せっかくなので、七夕プレゼント企画を考えました。
プレゼントは何か？って
いろいろ考えたのですが、これから夏ってことで、
本日散々ご紹介した鉄で染めた革をつかったアイテムで仕立てました。
１点限りの特製ですよ。
レザーブレスレットです。
ちょっと独特な留め方になっています。
なかなか悩みましたが、この仕様でフリーサイズを実現しました。
たぶん普通の人間並みの手首サイズだったらいけると思います。
せっかくですが、今回は１名様限り。
「お、ほしぃ～」と思ってくださった方。
ちょっと応募には条件がございます。
★メルマガ購読いただいているかた限定となります。
★メルマガご登録していただいているかたは自動的に抽選対象となります。
★当選結果については７/１８に当選者のみメルマガご登録のメールアドレスにご連絡させていただきます。
★ご当選いただいた方は２日以内にご連絡ください。期限を過ぎた場合は、別のかたにご連絡がいきます。
そんな感じで～す。
それでは諸君。
健闘を祈る。
