今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

年末のテレビで知ったのですが、あのキムタクのお財布は20年も使っているとのこと。

20年使うということは革なんだろうな。と思って調べてみるとやはりがっつり革でした。

革の吟面は擦れて床がみえている部分もあるくらい、年季が入ったお財布でした。
永く使うにはそれなりのメンテナンスや修理は必要だと思いますが、革だからこそなせる使用年数だと思います。

何よりも古くなってもかっこいいのはキムタクだからだけではなく、「革」だからこそだと思います。
ナイロンのペロンペロンの汚いお財布を20年といわれても、そこに魅力を感じませんもの。。
あのボロボロの革に刻まれた彼のすべて。彼のエキス。
本人にとっては何にも代えがたいものだと思われます。

腐るほど商品が出回っている世の中を見ると、自分がお財布なんてつくる必要がないのかなと思ってしまったこともあります。
でも逆に無駄に捨てられていくものも多いと知ると、その場しのぎのものばかりが溢れていく世界を変えたいと思う心が宿ります。

だからやっぱり永く愛してやまない、堅牢な革製品をつくるのが好きです。
そして自分の大切な価値観を伝えるために、ものづくりを続けているのだと思います。
私にとっては革も音楽もそのひとつなんだと思います。

新しい年を迎え、心機一転シリーズということで商品リリースしました。

イタリア産ホワイトクラックレザー。
廃盤してしまった伝説の革。
在庫あと少しなんです。

ビンテージギターのサンバーストを表現しました。
モダンな仕上がりです。

トラベルできない日々が続きますが、せめてものトラベラーズノートカバー。

ゴールドの空に浮かぶ蒼い月。

ビンテージサンバーストカラー。

同色のパスポートサイズも制作しました。

イタリアンレザー、エルバマット、エルバマットシボ、プエブロを使用したオイル感たっぷりのコインケースです。
カード入れもついてるので、とても使い勝手が良いと思います。

こちらはB5リフィル専用のラウンドファスナー型ノートカバーです。
インナーにも昭南多指ベンズをふんだんに使いました。
ファスナー部分の革にはゴールド染色を施したエイジングが存分に楽しめる一品です。

人気のRHODIAカバーを新色にて制作しました。
革製品では表現が難しい薄紫染色と、遊び心がたまらないパレット風染色です。

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